給湯器が凍結?水は出るのにお湯が出ない原因・復旧する手順・業者が必要な状況の切り分け方を解説!
寒い朝、蛇口をひねったのに水は出るのにお湯だけ出ない。それだけで一気に焦りますね。
給湯器が凍結したのか、壊れたのか、それとも蛇口側のトラブルなのか…原因が分からないまま触ると、直るどころか被害が広がることもあります。
この記事では、今まさに困っている人向けに、給湯器でお湯が出ない場合に5分で原因を切り分けるチェックと、凍結が原因である可能性が高い時の安全な解凍手順、直らない時の連絡先の選び方までを順番に説明します。
この記事のポイントは?
給湯器で水は出るのにお湯が出ない…まずすべき安全確認は?

朝イチでお湯が出ないと、ついリモコンを連打したくなります。しかし、もし凍結が原因なら落ち着いて順番にやれば戻ることが多い一方、水漏れやガス臭があると話が変わってきます。
ガス臭・焦げ臭・本体からの水漏れがないか見る
まず給湯器の近く(屋外ならベランダや外壁側)に行って、以下症状がないか確認します。
- ガス臭い
- 焦げっぽい
- 本体や配管から水が垂れている
もしガス臭がしたら、窓を開けて換気し、無理に操作しない方が安全です。
水漏れも同様で、凍結が溶けたタイミングで亀裂から漏れ始めることがあります。小さな漏れでも放置すると、壁や床を濡らして被害が大きくなりがちです。
この時点で明らかな異常があるなら、セルフ復旧よりも業者に状況を伝えて対応する方が早く片づきます。
リモコンの表示と運転ランプを確認する
次にリモコンを見て、運転がONになっているか、エラー表示が出ていないかを確認します。エラー表示がある場合は、エラー番号をスマホにメモしておくと後で助かります。
凍結に関係するエラーを表示できる機種もあり、メーカーも寒波・凍結時の案内を用意しています。
逆に、表示が何も出ていなくても凍結は起きます。エラーがない=正常、とは限らないので、ここでは情報集めができれば大丈夫です。
蛇口側の確認(お湯側だけ開けても冷たい水が出る?)
意外と多い落とし穴が、蛇口側の問題です。お湯側を開けているつもりが、レバー位置が中途半端で水が混ざっていたり、サーモ付き混合水栓が不調で温度調整がうまくいかないことがあります。
確認方法は簡単で、台所などでお湯側にしっかり振り切って少し待ちます。それでも冷たい水しか来ないなら「給湯側で何か起きている」可能性が上がります。
ここまでできたら、次は原因の切り分けに進みましょう。
お湯が出ない給湯器の主な原因は3つ

このお湯が出ない給湯器の原因は主に以下の3つです。
- 凍結
- 給湯器本体の不調
- 蛇口(混合水栓)の不調
ここで大事なのは、最初から「凍結に違いない」と決めつけないことです。なぜなら、見た目の症状が同じでも、原因が違うとやるべきことも呼ぶべき相手も変わるからです。
この切り分けができるだけで、不要な給湯器修理を避けられます。
凍結の特徴
凍結が原因である場合の特徴は、とにかく時間で症状が変わっていくことです。凍結が疑わしい時の判断材料は次の通りです。
- 朝だけお湯が出ない
- 昨夜〜今朝の冷え込みが強い(氷点下、強風など)
- 給湯器周りの配管が露出していて冷えやすい
- お湯側の蛇口を少し開けても反応がない/細くしか出ない
朝の冷え込みが強い時はお湯が出ませんが、日中の気温が上がると急に復活するケースもあります。
給湯器そのものが故障した時は、基本的に自然には直りません。逆に言えば、室内気温、及び外気温が上がってくるにつれてお湯が出るようになるなら、凍結が原因である確率が一気に強くなります。
凍結は給湯器本体ではなく、外気にさらされている配管(給水・給湯・ふろ配管)の方が起きやすいです。給湯器の下あたりに配管が露出していたり、北側の壁に沿っていたりすると凍りやすくなります。
触れられる範囲で配管の金具がキンキンに冷たい、霜が付いている、風が当たる場所にある…そんな条件がそろうなら、凍結を疑ってください。
「凍結かも」と思ったら、次にやるべきは無理に動かさないことです。凍結中に点火を繰り返すと、余計にこじれることがあります。
給湯器側の不調の特徴
給湯器本体の不調だと、症状が時間経過に関係なく発生することが多いです。給湯器不調を疑うサインは以下です。
- リモコンにエラーコードが出る(毎回同じ)
- お湯側を開けても点火の気配(音)がない
- 一瞬ぬるくなるがすぐ水になる
- 昼になっても改善しない
たとえば、外が暖かくなってきても全く変化がない、リモコン操作に反応はあるのにお湯が出ない、エラーが毎回同じように出る…というケースです。
ここで覚えておくと便利なのが、給湯器内部では「お湯を作る前に、いくつも安全チェックを通過する」仕組みだということです。ガス・水・電気・排気など、どれか1つでも条件が揃わないと点火しません。
だからこそ、点火音がしない、すぐ止まる、エラーが出るのは、機器側が安全のために止まっている合図であることが多いです。
ただし、凍結でもエラーが出る機種はあります。なので「エラー=故障」と断定するより、凍結条件があるかも合わせて判断するのが安全です。
混合水栓(サーモ)の不調の特徴
給湯器が正常でも、蛇口(混合水栓)側の不調でお湯が出ないこともあります。特に浴室のサーモスタット混合水栓(温度を固定できるタイプ)は、内部の部品が固着したり、ゴミつまりで温度調整がうまくいかなくなることがあります。
見分け方のコツは、家の中で場所によって差があるかです。混合水栓不調を疑うサインは以下の通りです。
- 特定の蛇口だけお湯が出ない
- 温度調整を動かしても反応がない/極端に熱い・冷たい
- シャワーとカランで症状が違う
たとえば、台所はお湯が出るのにシャワーだけ出ない、洗面台はお湯が出ないがキッチンは出る、という場合は蛇口側が怪しいです。この場合は、給湯器のリモコンではエラーが出ないことが少なくありません。
原因が蛇口側である可能性が高いなら、給湯器業者を呼ぶより、設備・水回り対応が得意な業者の方が早く解決できることもあります。
凍結が原因である確率が高い時の対応手順は?

給湯器配管の凍結は、下手に急ぐと配管が割れてしまうのが怖いところです。内部に氷が詰まった配管はガラスみたいに脆いので、急激に温めるとパキッと折れたり、ひびが入ります。
ここはゆっくり解かすのが原則です。
基本は自然解凍+運転OFF(無理に点火しない)
まず、リモコンの運転スイッチをOFFにします。凍結した状態で無理に動かして空焚きになったり、無理な負荷をかけたりしないためです。
次に、外気温が上がるのを待ちます。日当たりのよい場所なら、昼前〜昼過ぎで自然に溶けて戻ることもあります。
ポイントは、蛇口を少しだけ開けておくことです。解凍されたことにいち早く気づけますし、少しでも解け始めたときに解凍を早める効果があります。
ただし、蛇口を全開にしておくと、完全復旧時に勢いよく出て周囲が水浸しになることがありますのでお気を付けください。
どうにか給湯器なしで我慢できるのであれば、自然解凍を待つ方法が一番安全です。
今すぐ必要ならぬるま湯30〜40℃でゆっくり解凍
どうしても急ぐなら、応急処置としてぬるま湯30〜40℃で解凍する方法もあります。
ただし、熱湯は絶対に使ってはいけません。急激な温度差で配管を痛める可能性があります。
正しい手順は以下の通りです。
- リモコンの運転をOFFにする
- お湯側の蛇口を少しだけ開けておく
- 凍っていそうな配管や元栓周りにタオルを巻く
- タオルの上からぬるま湯をゆっくりかける
ぬるま湯をかける時は、コンセントや電源コードが濡れないように注意してください。解けて水が流れたら蛇口を閉め、タオルを外して水分を拭き取るところまでがセットです。
解凍後にするべき水漏れチェック
お湯が出た瞬間、多くの人は安心してしまいます。しかし、解凍後は、以下がないかを必ず確認してください。
- 給湯器本体と配管のつなぎ目での水にじみ
- 地面の水垂れ
- 壁の伝い水
もし、地面に水がポタポタ落ちていたら、凍結によって配管に細い亀裂が入っている可能性があります。放置すると漏れ箇所が増え、最悪は建物側の被害につながります。
お湯が出ても、もし配管で漏れているなら修理が必要です。
凍結じゃなかった…?給湯器側トラブルのときに確認すること

凍結の手順を試しても変化がない、昼になっても直らない、何回やっても同じ…そんな時は、給湯器側のトラブルを疑います。
と言っても、一般の人が安全に確認できるのは、ざっくり言うと「ガス栓」「水栓」「電源」「表示」までです。ここを順番に見るだけで、案外あっさり復旧することもあります。
ガス栓・給水元栓
ガス栓・給水元栓の確認ポイントは以下です。
- 給湯器のガス栓が開いている
- 給湯器の給水元栓が開いている
まずはガス栓をチェックしてください。給湯器の近くにあるレバーが、配管と平行なら開、直角なら閉が基本です。
掃除や引っ越し、外作業の後に半端な位置になっていることもあります。
次に給水元栓です。これが閉まっていたり、ストレーナー(フィルター)部分にゴミがつまっていると、給湯器に水が入らず点火しません。
ブレーカー(電源)
最後に電源です。給湯器は電気がないと動きませんので以下を確認してください。
- ブレーカーが落ちていない
- 電源プラグが抜けていない
リモコンが点いていても、本体側の電源が不安定なこともあります。
ここで直らない場合でも、「これを確認した」という事実が、業者に説明する時の重要な情報になります。
エラーコードが出ている時の考え方
エラーが出ている時に行うことは次の3つです。
- エラー番号をメモ(写真でもOK)
- いつから出たか(朝から、昨夜から)を整理
- 何を試したか(自然解凍、ぬるま湯など)をまとめる
エラー番号から無理に自己判断しなくても大丈夫です。業者に伝えるだけで話が早く進みます。
電話口で「お湯が出ません」だけだと、相手はゼロから質問を重ねる必要があります。でも「エラー○○で、凍結手順を試しても直らない」と言えれば、どこから修理すればいいかスピーディに判断できます。
どこまでセルフ復旧にトライすべき?
リモコンのON/OFFや点火を何度も繰り返しても状況が良くなるとは限りません。 凍結中に点火しても、空焚きのリスク、故障中なら制御に負荷がかかる可能性があります。
目安としては、次のチェックを一通りやったら粘らない方がよいでしょう。
- 安全確認(ガス臭・水漏れ)
- 凍結手順(自然解凍 or ぬるま湯)
- ガス栓・元栓・電源確認
- エラー番号の控え
ここまでやって直らないなら、プロに切り替えた方が早く終わります。逆に、ここまで整理できていれば、業者に依頼しても無駄が少なくなります。
どこに頼む?給湯器トラブル解決の依頼先の選び方と費用相場

お湯が出ないと、頭の中が「とにかく誰か呼ばなきゃ」でいっぱいになります。でもここで適当に電話すると、たらい回しになったり、不要な工事をすすめられたりして疲れきってしまいます。
原因に合う相手を選べば最短で直ります。
戸建て:電気工事業者/ガス会社/給湯器専門の使い分け
戸建ては選択肢が多いので迷いますが、以下方法で考えると失敗しません。
- 凍結や配管、電源まわりが怪しい → 給湯器対応の電気工事・設備業者
- 点火しない、エラー固定 → 給湯器の修理・交換に慣れた電気工事業者
- ガス臭がする、ガス栓が不安 → ガス会社へ
「結局どれ?」となったら、今のあなたの症状は給湯器と周辺設備が関係する可能性が高いので、給湯器に対応してくれる電気工事業者にまず連絡するのが効率的です。
当サイト「電気工事セーフリー」のようなポータルサイトなら、地域で給湯器修理に強い電気工事業者を探して比較できるので、急ぎでも選びやすくなります。
賃貸:管理会社→指定業者が最短な理由
賃貸物件であれば、まず管理会社(または大家)に連絡が基本です。勝手に手配すると費用負担で揉めることがあるからです。
また、指定業者が決まっている物件もあります。指定業者であれば、その物件特有の事情に詳しいので、その業者に依頼した方が話が早いです。
寒波の日はどこも工事が混んでいる可能性が高いので、管理会社経由であれば優先的に動いてくれるケースもあります。
ただし「今夜どうしても入浴できなくて困る」など緊急度が高い場合は、管理会社へ連絡した上で、「電気工事セーフリー」で当日対応できる業者を並行で探すと安心です。
費用目安
費用は症状で大きく変わりますが、以下のような目安感を持っておくと安心です。
- 配管の修理・交換:0.8〜6万円程度
- 熱交換器など部品交換:3〜7万円程度
- 給湯器本体交換:15〜30万円以上になることも
凍結が軽くで済んでいるのであれば安くなりますし、破裂や部品交換になると高くなります。
見積もりの見方(出張費・部品・作業)
見積もりで見るべきポイントは合計金額より内訳です。チェック項目は以下の4つです。
- 出張費(時間帯で変動するか)
- 作業費(何の作業にいくらか)
- 部材費(部品名が書かれているか)
- 追加条件(現場で増える可能性の条件が明記されているか)
損しないコツは「その場で即決しない」ことです。寒波の時期は今日中に直したい心理につけ込む業者も混ざります。
2社以上の見積もりを比較しましょう。「電気工事セーフリー」のような比較サービスを使うと、焦っている時でも条件を揃えて見られるので失敗が減ります。
まとめ
水は出るのにお湯だけ出ない時は、原因が凍結なのか給湯器の不調なのか、または蛇口(混合水栓)なのかを先に切り分けるのが近道です。
凍結が原因であるか確率が高いなら、運転をOFFにして自然解凍を待つのが安全で、急ぐ場合でもぬるま湯30〜40℃でゆっくり解凍します。復旧後は水漏れチェックまで必ずセットです。
直らない・漏れている・ガス臭があるならプロに依頼すべき領域なので、戸建ては給湯器対応の電気工事業者や設備業者、賃貸は管理会社経由での依頼が基本です。
当サイト「電気工事セーフリー」なら、地域の給湯器に強い業者を比較して相談でき、納得感のある復旧につながります。
よくある質問
水は出るのにお湯が出ない時、最初に何を確認すればいい?
まずは安全確認です
- ガス臭・焦げ臭がないか
- 給湯器や配管から水漏れがないか
- リモコンの運転ON/OFFとエラー表示
異常があれば無理に操作せず、状況を控えて依頼に切り替えるのが早いです
給湯器の凍結か故障か、どうやって見分ける?
凍結は時間で変わるのが特徴です
- 朝はお湯が出ないが昼には戻る
- 露出している屋外の配管が冷え切っている
- 解凍で改善する
ずっと改善しない、エラーが固定で出るなら故障寄りです
凍結している時、すぐお湯を出したい場合はどうする?
運転をOFFにして、お湯側蛇口を少し開け、タオルを巻いた上からぬるま湯30〜40℃をゆっくりかけます。熱湯は配管を傷めるので避け、解凍後は水漏れ確認まで行いましょう
業者に頼むなら、どこに連絡するのが正解?
戸建ては給湯器対応の電気工事・設備業者が早いことが多く、賃貸は管理会社経由が基本です。電気工事セーフリーなら地域の対応業者を比較でき、当日対応や料金条件で選びやすくなります
修理費が不安…凍結トラブルの費用目安はどれくらい?
目安は配管修理で0.8〜6万円、熱交換器交換で3〜7万円程度、状態によっては交換で15万円以上のこともあります。出張費・作業費・部材費の内訳を確認し、可能なら相見積もりで納得して依頼するのが安心です
