給湯器交換の全知識!修理?買い替え?サイズ、メーカー、機能を決める方法は?費用・業者の選び方まで

突然、お湯が出なくなった!特に寒い季節に給湯器が壊れると、本当にパニックになりますよね。お風呂も入れない、洗い物もできない、日常生活に支障が出る緊急事態です。

しかも、給湯器の交換は決して安くない買い物です。焦って変な業者を選びたくない、損したくないと考えるのももっともです。

この記事では、安全を確保するための初期対応から、信頼できる業者の見極め方我が家に最適な機種の選び方、そして気になる費用や最新の補助金制度まで給湯器交換を成功させるために必要な情報を徹底的にわかりやすく解説します。

この記事を読めば、給湯器交換をどうすればいいかの道筋が見えてくるでしょう。

この記事のポイントは?

給湯器が壊れたら始めに何をすればいい?

給湯器が壊れたら始めに何をすればいい?

給湯器が突然故障したとき、誰もが焦ってしまいます。ですが、その前に安全の確保とこれ以上の被害を防ぐことが何よりも大切です。

まずは落ち着いて、給湯器が故障した時に最初にすべきことを確認しましょう。

給湯器故障の交換すべき症状、サインは?

給湯器の寿命は、一般的に10年と言われています。10年を超えて使っている給湯器は、不具合や動作不良が起きやすくなっているサインです。

突然の故障で困らないためにも、そろそろ交換計画を立てるべき時期だと考えてください。

ただし、中には単なる不具合ではなく、命に関わるような重大な事故につながる危険な予兆があります。もし給湯器に次のようなサインが出たら、すぐに使用を中止し専門業者に相談してください。

異常の種類 具体的な症状 潜在的な危険性・考えられる原因
異音、異臭、異常な煙
  • ガスっぽい臭い
  • 普段と違う煙
ガス漏れ、不完全燃焼の危険性
リモコンのエラー表示 リセットしてもすぐに同じエラーが出る 内部部品の深刻な劣化
お湯の温度が不安定・水漏れ
  • お湯の温度が安定しない
  • 水漏れが発生
漏電、感電、火災のリスク
追いだき機能の異常 作動しない、途中で止まる 循環ポンプや配管の詰まり、センサーの異常

「まだ使えるかも」と故障のサインを無視して使い続けると、効率が悪くなってガス代が高くなったり、急にお湯が使えなくなるリスクがあります。それだけでなく、修理費用が高額になったり、修理そのものが不可能になる恐れもあります。

恐ろしいのは、不完全燃焼による一酸化炭素中毒やガス漏れ・火災・爆発といった重大事故につながる可能性です。早めの点検・交換こそが、結果的に安全を守ることに繋がります。

いますぐお湯を取り戻すための5つの応急処置と確認ポイント

業者に連絡する前に、簡単なことで直ったというケースもあります。

慌てずに、ご自身でチェックできる以下のポイントを試してみましょう。一時的に復旧したり、故障の原因を業者に正確に伝えられたりする場合があります。

リモコンや給湯器本体をリセットして再起動してみる

一時的なシステムエラーであれば、電源を入れ直すだけで解消することがあります。

ガスの供給状況を確認する

給湯器以外のガス機器(ガスコンロなど)を使ってみて、ガスが問題なく供給されているか確かめます。他のガス機器も動かない場合は、ガス供給自体が止まっている可能性が高いです。

水道の元栓・止水栓が開いているか確認する

水圧や水の供給に問題がないかチェックしましょう。

浴槽のフィルターや循環口の詰まりを掃除する

追いだきに不具合がある場合、浴槽の循環口にゴミや髪の毛が溜まっていると、お湯の流れが悪くなりエラーの原因になることがあります。

凍結が疑われる場合は解凍を待つ

寒い日は配管が凍って水が通らずエラーが出ている可能性があります。自然に解凍されるのを待ちましょう。

最適な給湯器のサイズ・種類の選び方は?

最適な給湯器のサイズ・種類の選び方は?

給湯器の交換は、単に壊れたものと同じものに取り替えるだけでなく、もっと快適で経済的な生活を手に入れるための見直しをする絶好の機会です。

ここでは、ご自宅にぴったりの一台を選ぶための給湯器の選び方を解説します。

必要な号数(サイズ)を決定する

号数とは水温+25℃のお湯を1分間にどれだけ出せるかを示す能力のことです。この号数選びを間違えると、冬場にお湯を使う際にシャワーの温度が急に不安定になったりして家族全員が不便を感じることになります。

以下が号数を選ぶ際の一般的な目安です。

  • 16号:一人暮らし
  • 20号:2~3人家族
  • 24号:4人以上の家族や二世帯、床暖房を使う家庭

号数を大きくすると本体価格は最大10万円程度上がる可能性があります。ですが、快適性が大きく向上するため、将来家族が増える可能性なども考慮して検討すべきです。

追い焚き機能は必要?

給湯専用か追い焚き機能付きかを選びます。追い焚き機能付きには、オートとフルオートの2種類があります。

フルオートは追い焚きや足し湯の自動化に加え、浴槽の残り湯を排水する際に自動で配管を洗浄してくれる機能(配管洗浄)が付いています。清潔さを保ち、配管の詰まりを防いで給湯器本体の負荷軽減にもつながります。

衛生面と利便性を重視する家庭に特におすすめです。

ただし、給湯専用タイプから配管自動洗浄機能も備えるフルオートタイプへ変更する場合、本体価格だけで最大20万円程度の差額が生じる可能性があります。

給湯器メーカーの特徴と選び方

給湯器メーカーの特徴と選び方

ガス給湯器のメーカーは、リンナイノーリツの2社が圧倒的なシェアを占めており、基本的にどちらを選んでも大きな失敗はありません。

しかし、両社とも独自の技術や快適機能を搭載しており、お風呂で何を重視するかによって最適なメーカーは変わってきます。

以下の主要な給湯器メーカーの特徴と選び方を解説します。

  • リンナイ(Rinnai)
  • ノーリツ(NORITZ)
  • パロマ(Paloma)
  • パーパス(PURPOSE)

リンナイ:快適性とコストパフォーマンスを追求

リンナイは国内シェアNo.1で、機能性の高さとコスト削減への努力が特徴です。本体価格が比較的低めに設定される傾向にあり、少しでも初期費用を抑えたい方におすすめです。

独自の快適機能として以下があります。

特徴 内容
ゆらぎシャワー シャワーの温度を約1.5℃の範囲で変動させ、リラックス効果を高めます。
水道直圧式 水道の圧力をそのまま活かすため、お湯の勢いがパワフル。2箇所同時にお湯を使っても水圧が落ちにくいのがメリットです。
エアバブルテクノロジー ウルトラファインバブルやマイクロバブルを発生させ、肌の汚れを吸着したり、保湿効果を高めたりするモデルがあります(AirBubble Technology搭載機種)。
ハイブリッドシステム(ECOONE) 電気ヒートポンプとガス給湯器を組み合わせた高効率システムで、省エネ性能で業界トップクラスを誇り、災害時の停電対応モードも備えています。

メーカー保証が3年間と、ノーリツの1年間よりも長く設定されている点も安心材料です。

ノーリツ:衛生面と品質・スピードに定評

ノーリツはシェア2位ですが、品質の良さと修理対応の速さに定評があります。サビに強く長持ちすると言われており、衛生機能に力を入れている点も魅力です。

独自の衛生機能は以下があります。

特徴 内容
UV除菌ユニット 浴槽のお湯を自動で循環させ、UV(紫外線)を使って菌の増殖を抑制し、お湯を清潔に保つ機能。
スマート配管クリーン 浴槽の栓を抜くと、自動で追いだき配管内に残ったお湯を新しいお湯で洗い流します。
エコ機能(エコスイッチ) エコスイッチを押すだけで、お湯の量や保温温度を自動で抑え、意識せずにガス使用量をセーブする機能です。

部品交換や修理がスムーズに行える体制に強みがあり、もしもの時の迅速な対応を重視するなら心強いでしょう。

パロマとパーパス

パロマパーパスは、どちらもガス給湯器を提供していますが、リンナイ・ノーリツほどの独自機能や国内シェアの優位性はありません。

と言っても、基本性能には優れていますから、特価キャンペーンがあったり、特殊な設置環境や特定のメーカーからの乗り換え希望があるのであればおすすめです。

最終的には、自宅環境とニーズに基づいた専門業者からの具体的なアドバイスを仰ぐのが、納得いく給湯器選びの最短ルートです。

給湯器交換でランニングコストを抑えられる?

給湯器交換でランニングコストを抑えられる?

給湯器を選ぶ時に初期費用だけでなく、これから10年間使い続けるランニングコストも考慮する必要があります。

特に最近のエネルギー価格の高騰を考えると、省エネ性能の比較は欠かせません。エコジョーズやエコキュートとの比較を詳しく解説します。

スタンダードとなりつつあるエコジョーズ

エコジョーズ(高効率ガス給湯器)は、排熱を再利用することで熱効率を95%まで高めた環境にも家計にもやさしい給湯器です。ガスの燃料消費を抑えることで、月々の光熱費が節約でき、年間CO2排出量も約13%削減できます。

エコジョーズが向いている家庭

エコジョーズは、長期的に見ればガス代の節約効果で初期投資の差額を回収できるケースがほとんどです。特に以下の人にとっては大きなメリットがあります。

  • お湯の使用量が多い
  • 2人以上で暮らしている
  • 床暖房を使っている

逆に、お湯の使用量が少ない一人暮らしなどの世帯の場合、ガス代の節約効果が小さいです。初期費用の差額を埋めるまでに時間がかかるため、大きなメリットは期待できない可能性もあります。

知っておくべきエコジョーズのデメリット

エコジョーズは節約効果が高い反面、導入前に知っておくべき3つの注意点があります。

  1. 非エコジョーズと比較して本体価格が少し高め
  2. 燃焼時に発生する結露水(ドレン水)を排出するための配管工事が必須
  3. ドレン水を中和するための消耗品、中和器の交換が必要になる

オール電化・エコキュートへの乗り換えは得?

ガス給湯器からエコキュート(ヒートポンプ式電気給湯器)を含むオール電化システムへ移行することは、給湯器交換の中でも特に大きな決断になるでしょう。

オール電化・エコキュートの利点は以下があります。

  • 夜間電力を利用してお湯を沸かすため光熱費の節約が期待できる
  • 火を使わないため火災のリスクが軽減し安全性が向上
  • CO2排出量の削減

一方で、エコキュートの課題として以下の点があります。

  • ガス給湯器と比較して、本体価格と工事費が高額になりやすい
  • 大きな貯湯タンクを屋外に設置するためのスペースを確保する必要がある
  • 停電時には基本的にお湯が使えなくなる

ガスと電気のどちらがお得かは、お住まいの地域の料金プラン、家族構成、お湯の使用量、ライフスタイルによって総合的に判断する必要があります。

特に高効率機器の導入を検討する場合、電気の配線工事や設備撤去工事が伴うことが多いため、電気工事の専門知識を持つ業者に相談することが安全かつ適切な設置のために不可欠です。

給湯器交換の費用相場はいくら?

給湯器交換の費用相場はいくら?

給湯器交換の費用は、機器の種類や工事内容によって大きく変わります。提示された見積もりが妥当かどうかを判断できるように、適正価格の相場を知っておきましょう。

給湯器交換費用の内訳

給湯器交換の費用は、本体価格と工事費用の2つに分かれます。

見積もりを比較する際は、本体価格の値引き率だけでなく工事費の内訳(基本工事費、配管・配線費、既存機器の処分費など)が詳細に書かれているかを必ず確認してください。

給湯器交換費用の相場

標準的な交換工事(同じ機種・同じサイズ)であれば、3万〜5万円が適正価格の目安です。省エネタイプや暖房機能付きなど、少し複雑な工事が伴う場合は5万〜7万円程度が目安となります。

最終的な支払額は、以下の要素によって大きく変動します。

変動要素 具体例 差額の目安
機能タイプ フルオート(追い焚き、配管洗浄あり) +20万円程
号数(サイズ) 16号から24号への変更 +10万円程
省エネ性能 エコジョーズへの変更 本体価格で+2万円〜5万円
設置方法 特殊な設置場所や配管工事 +2万円〜5万円

高効率給湯器導入補助金を活用する

国は家庭の省エネ化を強く後押ししており、給湯省エネ2025事業などの補助金制度を設けています。これらの補助金を上手に活用することで、初期費用の負担を大きく軽減できます。

給湯省エネ2025事業の補助金対象となるのは、特に省エネ性能の高い以下の3種類の機器です。

  • エコキュート(ヒートポンプ式)
  • ハイブリッド給湯機(ガス+電気併用タイプ)
  • エネファーム(家庭用燃料電池)

※エコジョーズは基本的にこの事業の対象外です。

導入する機器に応じて、以下の定額が補助されます。

  • エネファーム:16万円/台
  • ハイブリッド給湯機:8万円/台
  • エコキュート:6万円/台

さらに、特定の設備を撤去する場合、補助金が加算されます。例えば、電気蓄熱暖房機を撤去する場合は8万円/台、電気温水器を撤去する場合は4万円/台が加算されます(上限あり)。

補助金を利用する上で最も重要なことは、給湯器交換を依頼する業者が、必ず給湯省エネ2025事業の登録業者であることです。

もし高効率給湯器(エコキュートやハイブリッド給湯機)への乗り換えを検討しているなら、電気系統の工事が必須となるケースが多くなります。補助金制度の複雑な申請と安全な電気工事の両方に対応できる登録業者を選ぶことが、補助金活用の成功に直結します。

給湯器交換は誰に頼むべき?

給湯器交換はどこに頼むべき?

給湯器の交換は本体の機種選びよりも、どこに依頼するかが重要です。給湯器の交換を頼める先はたくさんありますが、費用や技術力、保証体制には大きな違いがあります。

以下の5つの依頼先について詳しく解説します。

  • 給湯器交換の専門業者
  • ガス会社
  • 地域の電気工事業者
  • 大手家電量販店・ホームセンター
  • リフォーム会社・工務店

給湯器交換の専門業者

給湯器に関する知識が豊富で様々なメーカーや機種に精通しています。そのため、比較的リーズナブルな価格で、安心・安全・責任施工を提供できる傾向があります。

高い技術力を持つ施工店が、メーカーやガス会社の指定施工店として認定されているケースもあります。

保証体制が充実していることが多く、メーカーの延長保証を7年間無償で付帯するなど、アフターメンテナンスが手厚い専門業者も存在します。

ただし、ネット業者の中には価格の安さを売りにしつつ、無資格で工事を行う会社が紛れているリスクがあります。価格だけでなく、工事の質やアフターメンテナンス体制を総合的に比較検討することが大切です。

ガス会社

信頼性が高く、地域に密着した安定したサービスを受けられます。

しかし、中間マージンやブランドコストの関係で一般的に費用は割高になる傾向があります。

地域の電気工事業者

エコキュートや電気温水器の交換を検討している場合に、特に有力な選択肢となります。

最大のメリットは、自社施工による費用の安さと技術力です。営業マンや下請け業者を挟まないため中間マージンが発生せず、電気工事の国家資格を持つプロが直接施工を行うため、配線関係のトラブルも少なく安心です。

また、地域密着型であれば緊急時の対応が早い点も魅力です。ただし、ガス給湯器の取り扱いがない場合もあるため、事前に対応可否の確認が必要です。

大手家電量販店・ホームセンター

店頭で実物を確認でき、セールやポイント還元を活用できれば費用を抑えられる可能性があるのが魅力です。

ただし、実際の交換工事は結局のところ下請け業者に外注されることが多いです。そのため、費用が割高になりやすく、店舗や下請け業者によって技術力にばらつきが生じるケースが見られます。

リフォーム会社・工務店

家全体のリフォーム工事の一部として依頼する場合はスムーズですが、給湯器の交換だけでは受け付けてもらえない可能性があります。

また、給湯器の工事を専門業者に外注している場合は、費用が割高になりやすい点にも注意が必要です。

安心できる業者を見極めるポイントは?

安心できる業者を見極めるポイントは?

給湯器交換工事は、ガス・水・電気の全てを扱う専門的な複合工事です。そのため、国が定める安全基準を満たした有資格者による施工が絶対に必要となります。

ここでは、適正価格で安全な工事を確実に行ってくれる信頼できる業者を見極めるための4つのポイントを解説します。

必須資格を持つプロが施工するか?

無資格者がガス工事や電気工事を行うことは、安全上の問題があるだけでなく、電気工事士法違反やガス事業法違反となり罰金や懲役の対象となる違法行為です。

違法に取り付けられた給湯器はメーカーが定める品質基準を満たしていない可能性があり、万が一故障やトラブルが起きてもメーカー保証が適用されないリスクがあります。

信頼できる業者を選ぶ際は、以下の必須資格を持っているか確認しましょう。

資格名 施工範囲 重要性
液化石油ガス設備士 LPガス給湯器の設置・接続 LPガス(プロパンガス)使用者は必須
ガス可とう管接続工事監督者 都市ガス機器の接続工事 都市ガス使用者に必要
第二種電気工事士 電源接続、コンセント増設等 電気工事が伴う場合に必須

特に、給湯器の電源接続やコンセントの増設を伴う電気接続工事は、第二種電気工事士の資格が必要です。電気的な安全確保は、水漏れによる漏電リスクの回避にも直結する重要なポイントです。

保証が充実しているか?

正規の業者に依頼した場合、メーカーによる製品保証(1〜2年)に加えて、業者が独自に提供する工事保証が付いてきます。

優良な専門業者はメーカーの延長保証制度を利用して製品保証を7年間に延長したり、工事保証を10年間付帯させたりするなどアフターメンテナンス体制を充実させている傾向があります。

運営実績と所在地が明確か?

どれくらいの数の施工実績があるか、何年くらい運営しているかを公開している業者は、それだけ信頼できる証拠です。実績があまりに少ない業者や口コミで悪い評価が多い業者は避けるべきでしょう。

また、全国展開している業者の中にはフランチャイズ形式が多く、支店によって技術力にばらつきがあるケースも見られます。会社所在地や連絡先が明確に記載されているか、地元の信頼できる業者かどうかも重要な判断材料になります。

見積もりが明確で追加請求がないか?

信頼できる業者は詳細な見積もりを提出し、以下が明確に内訳されています。

  • 本体代
  • 工事費
  • 処分費
  • 出張費

曖昧な見積もりや、限定割引、在庫限りといった言葉で即決を迫る業者は要注意です。後から不要な工事や部品交換を強引に勧めたり、追加で高額な請求をしてきたりする悪徳業者の手口である可能性があります。

悪質業者による給湯器点検商法の手口とトラブル対処法

悪質業者による点検商法の手口とトラブル対処法

給湯器の交換を検討する際に消費生活センターへ相談が急増しているのが、悪質な点検商法によるトラブルです。特に高齢の方々を中心に被害が報告されています。

悪徳業者は、消費者の早くお湯を使いたいという焦っている心理や、給湯器の仕組みに対する知識不足につけ込み巧みな手口を使ってきます。

無料点検と名乗って突然訪問・電話

ガス会社やメーカーの委託業者を装い、突然訪問や電話で給湯器の点検を持ちかけます。

不安を煽る虚偽の説明

点検後に「このままでは壊れる」「劣化している。今後水漏れが起きるかもしれない」などと不安を煽ります。実際には給湯器に問題がなくても、不具合をでっち上げる手口もあります。

即決の強要

「今契約すれば割引する」「在庫が少ないから今すぐ」などと強調します。冷静な判断を奪い、その場での契約を急がせます。

身元を隠す

名刺も出さず、名乗ることもない事業者による訪問事例も報告されています。

見知らぬ事業者を安易に自宅に上げて点検させると、家の様子や家族の状況を下見され、後日強盗事件につながる可能性すらあるため、絶対に注意してください。

トラブル時の対処法

万が一、悪質な業者と契約してしまった場合でも冷静に対応すれば大丈夫です。以下の対応を取りましょう。

クーリングオフ制度の利用

訪問販売や電話勧誘販売による契約の場合、契約後すぐに後悔した際はクーリングオフ制度を利用して契約解除が可能です。

消費生活センターへの相談

不当な請求や強引な勧誘があった場合、または契約内容に納得できない場合は、全国共通の消費者ホットライン(188)を通じて最寄りの消費生活センターへ相談しましょう。

給湯器交換の依頼から工事完了までの流れは?

給湯器交換の依頼から工事完了までの流れは?

給湯器交換を依頼してから工事が完了するまでの流れを事前に理解し、ポイントを押さえておくことで、スムーズで安全な交換を進めることができます。

業者の選定と見積もり依頼時に準備しておく情報

信頼できる業者を選んだら、見積もりを依頼する前に以下の情報を準備しておくと正確な見積もりをもらえます。

  1. 現在の給湯器の型番と設置場所
    メーカー名、型番、設置場所(屋外、ベランダ、屋内など)
  2. 希望の号数と欲しい機能
  3. ガスの種類
    都市ガスかプロパンガス(LPガス)か

依頼時に有資格者による施工であること、工事保証の期間と内容を必ず確認しておきましょう。また、高効率機器を導入する場合は、給湯省エネ2025事業の登録業者であるかを確認します。

工事当日の流れと設置完了後の最終チェック

工事当日は以下の点に注意して立ち会うことで、安心して作業完了を迎えることができます。

試運転の立ち会い

設置が完了したら、必ず給湯、追い焚き、設定温度などの試運転に立ち会い、正常に動作するか確認しましょう。

保証書の受け取りと保管

メーカー保証書、業者からの工事保証書、そして補助金関連書類(必要な場合)を忘れずに受け取り大切に保管しましょう。特に工事保証は、万が一施工不良があった場合の再工事を保証する、重要な書類です。

トラブル時の連絡先確認

設置後の不具合やトラブルが発生した場合に備え、業者やメーカーの連絡先を再確認しておきます。

まとめ

給湯器交換は高額な出費と生活の不便さが伴うため、焦りから悪質な業者を選んでしまうリスクが常に存在します。しかし、この記事で解説したポイントを参考にするなら、優良業者を選ぶことができるでしょう。

給湯器の安全な設置には、ガスや水道の専門知識に加え、電源接続や回路に関する電気のプロフェッショナルによる確実な施工が不可欠です。特に最新の高効率給湯器(エコキュート、ハイブリッド給湯機)を導入して補助金を活用する場合は、電気工事の専門知識と高い技術力が求められます。

無料相談を行い、専門家による現地調査と適正な見積もりを取得することで、給湯器交換の不安を安心へと変えましょう。安全で快適な毎日を取り戻すための一歩を踏み出してください。

よくある質問

給湯器が10年を超えていませんが、調子が悪い場合はすぐに給湯器交換をすべきですか?

給湯器の標準使用期間は10年ですが、異音や異臭、水漏れといったサインが出た場合は、年数にかかわらずすぐに専門家へ相談してください。

特に水漏れは漏電や火災のリスク、異臭は一酸化炭素中毒につながる恐れがあります。症状を放置すると修理不能になるリスクもあるため、不安を感じたら早めの点検が大切です。

信頼できる給湯器交換業者を見分けるには、どこを見ればいいですか?

信頼できる業者を選ぶ最大のポイントは資格と保証です。

ガス機器設置の資格はもちろん、電源接続に関わる第二種電気工事士の資格を持つ者が施工するか確認しましょう。また、製品保証に加え、設置工事に対する工事保証があるかどうかも重要です。曖昧な見積もりや即決を迫る業者は避けてください。

エコジョーズは本当に得ですか?

エコジョーズは熱効率が高くガス代を節約できますが、初期費用が高めです。また、燃焼時に出る結露水(ドレン水)を排出するための排水管工事が必須となります。

既存の配管状況によっては工事が困難な場合もあるため、現地調査で設置の可否やコストを必ず確認しましょう。また、約10年で中和器の交換が必要になる場合があります。